関東支部ニュース２号

1992.9.1

日本分析化学会関東支部

関東支部ニュース
Ｎｏ．２

□□□　支部活動を広げよう　□□□

　関東支部は６月現在で会員数３，３８６名、最大の支部であり、大部分の方が正会員として各方面で多彩な活動をきれています。しかし支部活動状況を分類してみると中央（地理的に都心）に厚く、周辺に行くほど薄くなっているのが現状ではないでしょうか。中央の限られた人々が計画立案し、周辺の会員はできあがった計画に参加するといったパターンが一般化しているように思われます。近年は交通機関も通信手段も格段に進歩し、周辺都市もそれぞれに活性化しつつあるわけですから、会員全体が支部の決定機関に加わり、企画立案から実行まで直接参加できるようになるのが理想的です。というわけで支部活動をきらに充実させるためには、より広範な地域からまたより多くの会員の参加を得ていくことが大切と考えます。
　今年度の支部活動の最大の目標は、来年行われる第５４回分析化学討論会を担当することです。上記の考え方にたって幹事会では候補地を選ぷにあたって、関東地方で未開催地で、より多くの新人の直接参加が可能なところを目標に探しました。その結果、平成５年６月５日、６日、茨城県水戸市の茨城大学教養部を会場に行われることになりました。武井信典先生（茨城大工）を実行委員長、大橋弘三郎先生（茨城大理）を副委員長としてスタート。茨城、筑波地区はそれそれ学園都市をはじめ大学や企業の研究機関など多数あり、極めて豊富な人材がいることがわかりました。多彩な実行委員を得ることができたことから、当初の考えが間違ってなかったことを確信している次第です。討論主題も(1)地球環境と分析化学、(2)分離、濃縮（古くて新しい分析化学）、(3)材料評価のための分析化学、(4)センサーの開発と応用、などUp to dateな内容を盛り沢山用意して活発な討論を期待しているところです。多くの会員の参加をあ待ちしております。

支部長・山崎　素直

関東支部ニュース２号　もくじ

支部活動を広げよう
 山邊武郎先生の想い出
 分析化学実験テーマ（重量分析の必要性は？）
交　流
　新潟地区部会
　私立女子大学で初めての理学部の開設
 編集後記

－山邊武郎先生の想い出－

　７月の始め頃、康　智三先生からお電話を戴いた。２～３行でいいから７月一杯に関東支部ニュースに何か書くようにとのご下命であった。康先生には数年前から東海大学理学部の４年生を１年間の卒研に回して戴いており、一も二もなく安請合いをした。しかし、案の定、何も出来ぬままに締切日が間近に迫ってきた。『２～３行でもいいから』という康先生のお言葉に甘え、苦し紛れに「栃錦　ああ栃錦　栃錦」の向こうを張って「ああ暑い　兎に角暑い　くそ暑い」等の名句（？〉で数行を埋める名案が脳裏を過ぎったが、とんでもない事が起きてしまった。山邊武郎先生（東大生産研名誉教授）が突然お亡くなりになったのである。そこでここには、数日前にご他界された先生を偲び、先生の想い出を書かせて戴く事とする。
　７月２１日（火）午後３蒔３０分、山邊武郎先生（７７才）が急逝された。筆者がこの事を知ったのは、２日後の７月２３日（木〉午前１０時直前てあった。いつものように教室のぜミ室兼お茶飲み場で、中嶋暉躬教授と濃い目の日本茶を飲んでいると、院生が『お早ようございます』と言いながらＢ５版のコピー１枚を持参した。ちらっと目をやると、最近矢鱈と多い教職員闘係の葬儀を通知する体裁であった。『今日も又、どうせ関係ない人だろう』と高を括って目を通すと、山邊先生のご他界を知らせる生産研から各部局に宛てたファックスの写しであった。『あれ一、この間お会いしたばかりなのに、何で！』。筆者には全く合点が行かなかった。と書うのも、山邊先生とは２ヶ月も経っていない、ついこの間、策９回液体クロマトグラフィー春季討論会（１９９２年５月２８日～２９日浜松）でお会いし、あ元気なお姿に接して来たばかりだからである。周知の如く、山邊先生は日本におけるポーラスポリマーの開発者として夙に有名であり、液体クロマトグラフィー研究懇談会においても名誉会員になって戴いていた。５月末の春季討論会では、同懇談会の発展に多大の貢献をされた先生方のご苦労に幾ばくかでも報いるぺく、山邊先生、武藤義一先生はじめ４名の方々に特別功労賞、３名の方々には功労賞をそれぞれ差し上げて表彰きせて戴いた。最長老の山邊先生からは、『私のような者がこのような立派な賞を戴いて…』と、声を詰まらせながらのお言葉を壇上で賜った。又、その後も山邊先生には非常に喜んで戴いているというご様子を伺い、運営委員一同爽やかな気持ちに浸っていた矢先である。
　生産研の通知によると、通夜は７月２２日（水）中に既に終っており、辛うじて７月２３目（木）の１１時から１２時に行われる告別式に駆けつけるしかなかった。生憎とその日の１０時には来客の予定があったが、事情を告げて３０分程で退散して戴いた。分析化学会の研究懇談会担当職員である田中一二三氏に電話とファックスで連結を取り、種々相談した結果、花輪は時間的に無理であったが弔電だけはどうにか間に合わせて貰った。あれこれ対応している内に１１時も回り、千葉の自宅に戻って喪服に着替える間もなく、教室員に買ってきて貰った黒ネクタイを握って長源寺（浄土真宗）を目指した。長源寺は、偶々筆者が文京区立第６中学校と都立小石川高校の通学に使った旧都電（１９番線）線路脇の本駒込にあり、赤門前から一本道を車で１５分の距離にあった。１１時３０分頃到着した処、既にどなたかが弔辞を読んでおられた。波多野博行先生と高田芳矩氏（日立）以外には顔見知りは見当らなかった。これは、山邊先生のご逝去が予期せぬ突然の出来事だった事に加え、連絡役を果たす筈の高井信治先生（東大生産研）が後述する事情で身動きが取れなかった事によるらしい。優しいお顔をきれた山邊先生の写真に向かい、お焼香をしてお別れを申し上げた。波多野先生と高田さんのお二人に伺った処によると、山邊先生は前日まで別に何処が悪いということもなく、突然息が止まってしまったとの事である。所謂心不全であるが、奥様も全く信じられないと仰っておられたそうである。関東では梅雨が明けた７月２０日から急に暑くなったので、山邊先生は体調を崩きれたのであろうか。因みに、山邊先生のお弟子さんに当たる高井信治先生のお姿が葬儀会場に見当たらなかった。その場に居られた奥様のお話を間接的に伺った処では、高井先生はホームから落ちて右手が動かなくなり、ベッドの中から左手で電話を掛けて葬儀の手配に尽力きれた由。早く良くなって欲しいものである。
　さて、山邊先生のご葬儀の日と翌日には、奇しくも液体クロマトグラフィー関係の会合が集中した。ご葬儀のあった日の午後２時には、神田にある分析機器工業会で「高速液体クロマトグラフ分析のための通則ＪＩＳ改正原案作成委員会」（武藤義一委員長）の小委員会が開催きれ、山邊先生のご冥福を祈って黙祷した。翌２４日には、午後１時からの液体クロマトグラフィ－研究懇談会第８７例会（東大薬学部記念講堂）に先だって午前１１時から運営委員会を開催し、本研究懇談会の名誉会員であられた山邊武郎先生を偲び全員で暫し黙祷した。
　処で、筆者は山邊先生をそう昔から存じ上げている訳ではない。液体クロマトグラフィー討論会等で直接お話しして戴くようになったのは、高々６～７年位前からの事である。しかし、筆者には山邊先生はちょうど親父くらいの年格好であり、又いつも笑みを絶やきず接してくれる優しさがあった。そのため、ついつい図に乗って失礼な事を申し上げてしまった事もあるが、今では懐かしく想い出される。今一番印象に残っているのは、人の年や若さをどうやって判断するか、という問題に関しての一件である。ある時、例によって液体クロマトグラフィー関係の懇親会の席上、話の輪が出来ていた。首を突っ込むと、年齢推定法がテーマになっており、筆者がジェロニモとあだ名を付けて差し上げた星野忠夫先生（慶應大医学部薬化研）が陽気に騒いでいた。話題は、手の甲の皮を摘んで放す方法であった。女性の顔は化粧で隠せても、喉のビラビラまでは隠せない事を応用しただけのものである。若い人では、手の甲を摘んで放すと瞬間的に元に戻るが、年を取ってくると戻りが悪くなり、摘んだ跡が線として残ることを何人かで代る代る確かめていた。大まかには戸籍上の年齢に従うが、手が太っているか痩せているか、意気が良いか悪いか、個人差もあるよ等とワイワイやっている処に山邊先生が通り掛かった。『山邊先生は年取っておられるけど、お元気だからすぐ戻るんじゃないかな』と煽てて、筆者が山邊先生の手の甲の皮を摘み、一同固唾を飲んで見守った。しかし、皮が立ったまま一向に戻らない。具合いの悪い事になり、漸く元に戻るまで２分も掛かってしまったかと思われる程の冷汗を掻いてしまった。
　山邊先生がお亡くなりになった今、筆者には気がかりな事が二つある。一つは、山邊先生が以前よりも少し調子を落ときれているのを見過ごしてしまった点である。浜松の春季討論会の初日（５月２８日）、日立の高田さんから『山邊先生が気分が悪い』と仰った事を聞かされた。高田さんが心配して付き添って暫く腰掛けておられたら、良くなったと聞いて安心した。しかし、山邊先生は今回は講演会場から抜け出してロビーで休まれている事が多く、『最近は疲れて長く聞いてられなくなったんですよ』と漏らされて居られた。体調が万全ではないのに、無理をして浜松に来て戴いたのではないかと、恐れている次第である。二つ目は、二日目の昼に行った表彰式を終え、浜松駅にお送りする車を待たれていた間の事である。ポーラスポリマー造りをされていた頃を始め、暫く四方山話をして戴いた。その際、記録を保存するという観点からは、人間が正確に記簿しておれる限界は精々５０年なので、山邊先生が関与された部分を資料として是非纏めて残して下さいとお願いした。山邊先生は、『それじゃ、筆は余り早い方じゃないけれど、やって見ましょうか』、と前向きなお答えを下さった。もう少し長生きをして戴けていたら、と思うと残念である。
　人の寿命は、山邊先生のご専門の液体クロマトグラフィーに喩えれば、溶質の保持時間のようなものである。カラムに注入された時点で人生が始まり、幾多の吸着分配を繰り返すことが人生そのものであり、カラムを出る事で人生が終わる。固定相と移動相の組合せ次第で保持時間が増減するように、人の一生も環境や人間関係が天寿に大きく影響する。即ち、液体クロマトグラフィーにおける溶質の挙動が、保持時間よりもキャパシティーファクター（ｋ’）でより客観的に理解されるように、人の寿命（見かけの保持時間〉にも何等かの補正用パラメーターが要りそうである。勿論、補正が出来ると本気で考えている訳ではないが、“憎まれっ子世にはばかる”は歴史が淘汰したパラメーターと考えられなくもない。山邊先生のご逝去が、心底多くの人々に惜しまれている現実は、山邊先生が“憎まれっ子”等では決してないことを意味する。むしろ、山邊先生は“惜しまれっ子”であり、“惜しまれっ子世を身罷る”と言うべきであろう。筆者の身の回りに居られる名誉教授の先生方は、揃って皆長生きである。誤解のないように断わっておくが、「長命＝世をはばかる」という図式を暗示させる積もりは毛頭無い。人生の主たる目標は、保持時間を大きくする事ではなく、幾つで終ろうと“惜しまれっ子”と他人に評されるように生きる事であろう。ご長命で、なおかつ“惜しまれっ子”であれば申し分ない。 “人の価値は棺を覆った後に定まる”と言われるが、正にその通りである。山邊先生が居られなくなった今、昔よりもずっと身近に先生の存在を意識している自分に気付くのである。
　山邊先生、色々とお教え下さり本当に有難うございました。どうか安らかにお眠り下きい。私違も皆、その内に参りますから、ぼちぼちポーラスポリマーの話を纒めておいて下さい。

東大薬・中村　洋

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－分析化学実験テーマ（重量分析の必要性は？）－

　今年は実験テーマを一部変更する予定のため、１０月から始まる分析化学実験が気になる。
　わたくしどもでは、２年次の後期に『無機分析化学実験』を課しており、週２日午後全部で１２週行なう。初めの４週が陽イオンの定性分析、あとの８週が定量分析である。定量分析はさらに容量（比色を含む）分析と重量分析に２大別される。容量分析は中和滴定（滴定の基本操作の修得）、キレ一ト滴定（天然水及びドロマイト岩中のCaとMgの定量）、吸光光度法（1,10-フェナントロリンによるアルミニウム地金中の鉄の定量、及び8-キノリノールによる鉄の溶媒抽出実験）からなり、重量分析はガリウムミョウバン中のアルミニウムの定量（重量分析の基本操作の修得）及びポルトランドセメントの全分析である、かつては酸化還元滴定や沈殿滴定、カリウムミョウバン中の硫酸根の定量なども行なっていたが、現在は実施していない。
　10年ほど前、学会の懇親会の雑談で、２、３の大学の実験テーマと大差なかったこともあって、上記のテーマは大きな変更をすることなく今日に至っている。ひとつには経費のこともあって大幅なテーマの変更は困難であったことも理由にあげられる。今年多少の予算がついたため、重量分析を一部削除し、クロマト関係の新しい実験テーマを入れてはと考えている。しかし、ミョウバンの分析を止めると重量分析の基本操作を修得せずにセメントの全分析を行なうことになる。またセメントの全分析をやめると分析実験の中心テーマが無くなる（と個人的には思っている）。
　現在では重量分析を実際に行うことは少ない。しかし、重量分析実験の操作過程で修得する湿式分析についての知識はこれからも必要であろう。重量分析全廃は考えていない。新しいテーマ内容とともに、重量分析のいずれを残すか、変更の仕方を考慮中である。

群馬大工・相沢　省一

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交　流

新潟地区部会
　新潟県は関東支部に属しておりますが，唯一の裏日本県ということで、上越新幹線、高速道路が開通する前は、東京に出るのも容易ではありませんでした。そんなことで部会を時ち情報を交換したいという願いから、昭和５６年に発足させて頂きました。現在は、当時と日隠すると便利になり、お陰様で毎年講演会も開催され、活況を呈しております。会員も１００名を越え、今年は第６回目の研究発表会が９月の中旬に、小千谷市の越後製菓片貝工場の会議室をお借りして開かれます。
　新潟県は南北に長いため、会員の活動する場も広い範囲にわたっております。現在、新潟大学から５人、新潟薬科大学から３人、長岡高専から２人、上越教育大学から２人、新潟県環境衛生研究所、新潟県衛生公害研究所、新潟市水道局、新潟市衛生試験所、長岡技術科学大学、上越環境科学セシター、信越化学工業より幹事１名が出て、１９人で地区部会を運営しています。
　地区部会の活動は、春には花見を兼ねて幹事会、秋には研究発表会、講演会、暮れには幹事会と忘年会を開いてきました。会員の専門分野は大きく異なっていますが、和気藹々と親睦交流が続いております。なかでも、地区部会ニュースの発行はひとえに新潟薬科大学の大和進先生にお顧いしており、この席をお借りして感謝申し上げます。

長岡技術科学大・山田　明文

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私立女子大学で初めての理学部の開設
　今世紀の初め１９０１年に創立した日本女子大学（当時日本女子大学校）は、お茶の水女子大学（元東京女子高等師範学校）が教師養成の大学といわれるのに対し、世間からは長い間良妻賢母養成の大学とのイメージを持たれてきた。確かに嘗ては地方からの良家の子女も多く在籍し、名士夫人として良妻賢母ぶりを発揮した卒業生も数多い。一方中には、生涯を女性開放運動に身を投じた平塚らいてう、奥むめお女史ら活発な卒業生が多いこともこの大学の特徴である。
　創立者成瀬仁蔵先生は、家政学の基礎として自然科学を重視したことから、東京大学教授長井長義博士（日本化学会元会長、日本薬学会初代会頭）を非常勤教授として迎え、化学教育の充実を図られた。農学博士丹下ウメ、女性薬学博士第一号鈴木ひでる女史など、東京女子高等師範卒理学博士黒田チカ女史とならんで女性科学者の先駆者達を輩出したのも有名な話である。新制大学になってからは、家政理学科Ⅰ部（物理・数学・化学）・家政理学科Ⅱ部（生物・農芸）として家政学部の中で理学部に準じたカリキュラムのもとに、自然科学の教育を行う学科となった。理学部への独立は、昭和３０年代の初めから検討されていたが、“金食い虫”の理学部の設立は私立大学において全学的コンセンサスが得られないまま数十年の年月が流れ、本年４月学部改組という形で家政学部から分離、理学部の開設に至った。今更『理学部』との声もあるが、受験生には今迄よりわかりやすい形態となったことであろうし、学科も数物科学科（物理と数学分野〉・物質生物科学科（化学と生物分野）として、２分野ずつを統合して幅広く理学の基礎教育を行う特徴を持たせた。しかし店開きしたばかりの今年は、１年次の学生は理学部所属、２～４年次の学生は家政学部所属で、カリキュラムも２本立てであるから教員はあと３年間余り両学部の授業と教授会をかけ持つこととなり、当分混乱と多忙から抜け出せそうもない有様である。尚現在当学園は、幼・小・中・高・大（文学・家政・人間社会・理学の４学部）と、博士課程後期までの大学院および通信教育課程を含む小さいながら大規模の学園となっている。

日本女子大理・蟻川　芳子

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編集後記

　第１号を発行し第２号はどうしようと懸念しておりましたが、第１号に負けず内容あるものにさせて頂きました。寄稿頂いた諸先生方に厚くお礼申し上げます。「分析化学実験テーマｊは大学だけでなく企業にも関係深い話題です。相沢先生に続く、ご提案、ご意見などを寄稿頂ければと思います。学会関係から身近な研究室の話題まで、次号への寄稿を待ちしております。フロッピィ原稿大歓迎です（NEC PC-9801VX対応、“一太郎”ver3, 5/3.5インチ）。お問い合わせは下記の編集委員まで、原稿送付は川久保までお願い致します。
　最後に、急逝された山邊武郎先生の御冥福をお祈り申し上げます。

編集委員　杉谷嘉則（神奈川大）・康　智三（東海大）・川久保　進（山梨大〉

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